いくつかの辞書では「ライツ（rights）」という単語を「特権」と定義していますが、「ヒューマンライツ（human rights、人権）」という文脈の中で用いられる場合には、より基本的なものを指しています。人は皆、単に人であるというだけで、誰もが特定の基本的な権利を持っています。こうした権利のことを「人権（human rights）」と呼びます。それは、誰かの恣意によって奪うことのできるような、単なる特権ではありません。人は皆、人として誰もが確固たる権利を持っています。

国際連合の「国際ユース年」を記念する80日間のツアー、蔓延する子供に対する人権侵害を取り上げる

ユニセフ（UNICEF）の報告によると、15歳以下の子供たち4千万人が虐待と放置に苦しみ、また全米児童虐待防止委員会（USA National Committee to Prevent Child Abuse）も、毎年3百万の子供たちが虐待や放置に苦しんでいるという新たな報告を提出しています。

｢ユース･フォー･ヒューマンライツ教育パッケージ」は、総合的な「教育者のためのガイド」、フィルム「人権の物語」をはじめとするオーディオビジュアル補助教材、ブックレットで構成されています。人権とは何か、人権が重要なのはなぜか､人権を実現させるためにどんな形で貢献できるかを学べる教材です。このパッケージを活用することで、青少年への人権教育を効果的に実施することができます。